「津田津田しい」女子大生…どう解釈?


 「津田津田しい」という言葉、聞いたことがありますか――。

 「金なし、時間なし、恋人なし」という津田塾大のキャンパスライフを表す言葉として、今どきの女子大生が自虐的に使っているという。同大の公式ウェブマガジン「plum garden」の意識調査で明らかになった。ただ、卒業生からは、勉学に励んだ自負心をにじませる声も寄せられたという。

 「遊べず、課題とバイトに追われる日々」「リポートの締め切りに追われる」。調査では、在校生から多忙な日々を嘆く声が多く寄せられた。

 回答した30人のうち19人は、「津田津田しい」を「金なし、時間なし、恋人なし」という意味だと認識。「恋人なし」など限定的に捉えた人も含めると、大半が否定的な解釈をしていた。耳にしたことのある人は9割を超えていた。

 ウェブマガジンの編集部員で学芸学部2年の堀内李梨子さん(20)は「他校の文系学部と比べ、津田塾生は自由な時間が少ない」と話す。英文翻訳などの課題にあくせくし、留学費用を工面するためにアルバイトもこなすという。

 一方、調査に応じた卒業生40人のうち、「津田津田しい」を聞いたことがある人は約2割。卒業年度から、1980年代に使われ始めたとみられる。

 意味の捉え方は、在校生とは違っていた。「頭は抜群にいいというのが、津田塾生のイメージ。自分たちもそう自負していた」「一つの場だけでは飽き足らず、あちこちの場で活躍する様子」。回答では、勉学などに懸命に取り組んだ自信がみなぎっていた。

 「『津田津田しい』には前向きなニュアンスも含まれている」。学芸学部3年で編集部員の石川美優さん(20)は卒業生の回答に目を通し、そう感じた。石川さん自身もアルバイトの休憩中、課題に励むことがある。周囲から「よく勉強しているね。やっぱり津田塾生は違う」と言われると誇らしくなるという。

 ウェブマガジンは、「自分だけの“津田津田しさ”を見つけたいですね」と結ばれている。堀内さんと石川さんは「津田塾は魅力のある大学。在学生や受験生には、楽しんで読んでほしい」と話している。